「シフトワイヤーが外れたベスパ」

 かつて、Vespaはハンドチェンジ車が主流だった。

 左のレバーを握ってクラッチを切りながらグリップを前後させてシフトチェンジする。
グリップから2本のワイヤーが伸びて、ドライブシャフト右側にあるシフターを駆動させる。変速機構が特殊で、無理やり変速させようとするとワイヤが外れることがある。
 変速操作に慣れるのも大切だが、きちんと調整する必要がある部分の一つだ。

自分で修理のできない彼女は、Vespaを買ったお店まで押して歩くのであった。

Vespaに乗るなら、Vespa専門店にお世話になるか、自分で直すか。

私はずるいので、専門店でお世話になりながら自分で直している。Vespa GPライダーの特権か。

2025.5.8

ベスパのある風景 飯塚隆行事務所