スロー不安定解消!!!その他

YAMAHA XS-1

 前回行ったシリコンホースを使った実験で、スロー不安定の原因がバタフライシャフトのシールにあることを断定。軸にかぶせてある金属カバーが圧入であると思い込んでいたが、かぶせてあるだけであり、マイナスドライバーで慎重に扱ってやれば外せる物であった。
 肝心のシールがメーカーから入手出来るのか否か、確認もせず、XS650系の海外パーツを扱っているアール プロジェクツに注文。そのついでに、シート表皮、インシュレーターカバー(TX650III)、リアショックなど気になるパーツも注文した。
 早速バタフライシャフトのシール、チョークのプランジャーを交換。キャブレターを外したついでに左インシュレーターカバーも、加工した代用品を使用していたのできちっとした物に交換。
 更に、インシュレーターをTXの物に変更した関係で、キャブレターの角度が微妙に変わったため、ノーマルのエアクリーナーボックスが取り付けられず、自作のファンネルを取り付けていたが、楕円型のパワーフィルターへ変更。

 完全に安定したアイドリングをするようになった。バンザ〜イ!!

 今回の整備は、(株)スタジオ タック クリエイティブから出版されている、『ヤマハXS650ファイル』という書籍が参考になった。決して安い本ではないが、故障したXS650を持ち込んでも、修理できるオートバイ屋は極めて少ない。ポイント調整など、頻繁に行わなければならないことも多く、XS650を所有するライダーは持っていたい本だ。

 

 

 こんなに手間のかかるオートバイであるが、どうしても嫌いになれない。もはや、XS-1が生まれて44年。19才で我が家に嫁入りし、4年かけて再生した。あれから20年私とともにいる。

2014.5.22

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