続・スロー不安定 キャブレター再確認

YAMAHA XS-1

 昨年、地獄のバイブレーターの調子を戻すべく、色々とやっていたが、XS以上に私の身体が大きな問題を抱え、658cc(0.5mmオーバーサイズ)360°クランクを踏めない状態になってしまった。
 年明け、腰椎4番と5番をチタン合金の金具でビス止めし、改造人間となり、再びXSをいじれるようになった。

 

 そのXS-1、スローの異変は常に起こるわけではない。それゆえ厄介であり不具合箇所の特定が難航している。(た?)しばらく暖気運転して、左右のアイドルアジャストを調整し様子を見ていた。そこで、走行してみるとスローが不安定になって来て、突然アイドリングが3000rpmくらいまで上昇してしまうというのが今までのパターン。
 何度もやっていることだが、アクセルワイヤーで駆動しているバタフライのシャフトを押したり引いたりやってみたところ、安定していたスローが一気に上昇した。バタフライ、シャフトともに20年くらい前に、キャブレター専門業者にオーバーホールを依頼したところキャブレター内部が広がっており、オーバーサイズの物を制作、更にシャフトもオーバーサイズに。それから20年。地獄のバイブレーションを続け、軸と受けの間が広がってしまったようだ。更に、シールも劣化が考えられる。

 これらを修復するには再び専門業者のてに委ねるしか無いのだが、料金がけっこう高い。今後のことを考えると、現行販売されているキャブレターに変更するほうがトラブルにも対処しやすい。
 そこで入手出来るキャブレターをいろいろ調べてみたが一長一短があり、悩んでしまった。

 せめて、二次空気を吸わないようにさえなれば、ある程度スローが安定すると予想し、対処法を思いついた。
 随分前に壊れたエスプレッソマシーンの残骸があり、そいつのシリコンホースを適当な長さ切り、シャフトにかぶせてシャフトをシールする。

 試しにいつも調子悪い左側だけやってみると、効果があったので右側もやってみた。

 さて、どうなるか。これでダメならキャブレターを交換するとしよう。

2014.5.6

 

 

 ※先ほどテスト走行、スローのみならず全回転域で不調。電気系が怪しいとおもい、プラグコードがリークしているのではとタンクを外して、取り回しの変更。更に点火タイミングを見てみるとかなり狂っていた(あわせてもすぐ狂ってしまう)ので調整。燃料が半年以上前の物なので、キャブレターのメインエアージェット、パイロットエアージェットからクリーナーを注入。
 結果、かなり久しぶりにXS-1が普通に走った。ということで、キャブレターの変更は見送りとなった。

2014.5.7

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