吸気系トラブル(インシュレーター)

 私のXS-1のサイドカバーの中が、なぜこのようななっているのか。その経緯を紹介する。オリジナルにこだわる方は、高価ながら、社外品のインシュレータ(インテーク・マニフォールド)を使用すれば、こういうことをしないですむでしょう。私の場合、インシュレーターが、消耗品であり、TX650IIIの部品を流用することで、すべてが始まった。長いトンネルへの入り口である。

 インシュレーターに、亀裂が入るとどういう症状が出るか、この件に関しては、XS-1に限ったことではないので、他の車に乗っている方も参考になるでしょう。

○低回転時とくにアイドリングが不安定になり、走行中、アクセルを戻しても回転が落ちるのに、時間がかかる。
○スロットルアジャストスクリューをいじっても、アイドリングが下がらない。
○アイドリングが、極端に高くなる。
※ここまでは、キャブレターのスロー系統のトラブルも考えられる。

●キャブレターをインシュレーターに止めているバンドの下が、ガソリンで濡れている。
※この状態になったら、ほぼ、インシュレーターが、切れているでしょう。無理して走り続けると、エンジンを壊す原因になります。レーシングマシンなら、まず、確実に、エンジンを壊すでしょう。

 そこで、インシュレーターを、交換することになる。
 とはいえ、もはやXS-1のインシュレーターは、メーカ在庫が無く、社外品は数万円。安易に思いついたのは、TX650IIIの部品を使うことだった。(ちなみにTX650IVや、XS650Specialの後期のものは、キャブレターの口径が違うため、基本的に使えない。)
 実際にTX650IIIのインシュレーターと、XS-1のインシュレーターを見比べ、気になる事実が判明する。XS-1の方は、シリンダーヘッドから、キャブレターに向け、インシュレーターが、一直線の構造になっているが、TXのものは、シリンダーヘッドから、キャブレターに向け、若干下向きに曲がっていたのだ。
 強引に取り付けてみたが、インシュレーターは、すぐに切れてしまった。
 次に打った手は、エアクリーナーボックスを取り付けず、インシュレーターに、キャブレターを取り付け、自由度を持たせた。
 XSにしろTXにしろ、インシュレーターには、金属製のカバーを取り付けるが、残念なことにTXのカバーも左側は入手できなくなってしまった。そこで、XS650Specialのカバーを広げて使うわけだが、寸法がうまく合わず、最終的には、中央から切断し、2ピースにして使用している。この問題は、まだ改良の余地があり、現在、右側のインシュレーターのカバーを左用に改造する方法を、検討している。
 とりあえず、インシュレーターのカバーは、一段落とし、しばらく走行してみるが、キャブレターの自重が、すべてインシュレーターにかかってしまうのと、エンジンの振動で、キャブレターが上下左右に暴れることもあり、結局は、インシュレーターが、切れることになってしまった。せめて、キャブレターが暴れるのを押さえられれば、この状態から、抜け出せると思い、このページ最上段の画像のように、エアファンネルを取り付け、後部エンジンマウントのガゼットを止めてあるボルトから、バッテリーケースのラバーマウント金具へ、サブフレームをのばし、そこにエアファンネルを固定し、キャブレターの暴れを、押さえている。
 今現在、この状態で、キャブレターのオーバーホールを終え、吸気系のトラブルは、解消している。ここに至るまで、左側のインシュレーターを何度交換したことか。最終的に解決というところにたどり着くには、左側のインシュレーターのカバーを、改良必要があるだろう。

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