無所属・シャマルズ、荒川を行く悶絶125km

 無所属をJCRCにチーム登録してみたが、いまだJCRCのレースには誰も出場していない。それぞれが忙しく、独自にトレーニングしている。「黒豹」ホームズ・高橋は、日々、ロード、ローラー台でトレーニングを積み、着実に早くなった。「玉砕王」スティール・臼井は、トライアスロン、マラソンと、意欲的に挑戦し続けている。んで私は、トライアスロンをめざし、ランニングでは、徐々にタイムをつめ、ほとんど泳げない状態から始めたスイムも、コーチ陣の協力でいい感じになって来た。

 が、春先の天候不順、そして猛暑。トレーニング不足の私は、ボロボロだ。

 お盆休み。ホームズが200kmくらい走りにいこうと言い出す。スティールも乗って来た。私は、体がボロボロなので、軽めにしてくれとお願いする。
 横浜から国道15号線で葛西に向かい、荒川を上って都県境まで行って帰ってくるルートに決定。朝方、日差しも緩く、平坦値を私が牽いてゆく。まあ、トレーニング不足でも、自転車なら得意分野だ。しかも平地だし、余裕だ!と、思っていたが、荒川手前で先頭をスティールに交代。荒川に入ってすぐ、一台のロードバイクが私たちを抜き去っていった。スティール・臼井の玉砕スイッチがONになってしまった。
 スティールはエアロポジションを取り、抜きさって行ったロードバイクを抜き返すのであった。荒川を中間くらいまで走って休憩。都県境へ。この辺まではよかった。
 環八に出て横浜に帰るのだと思っていたら、荒川を折り返して往路と同じ道のりで帰るとの事。昼食をとり、荒川を葛西に向かうが強い向かい風になった。更に日差しが強烈だ。先頭を走っていた私は休憩のサインを出すと、スティールが先頭交代のサインと解釈し(そんなわけないだろう)TTアタックを開始する。このとき、私は時速25km/h以上で走る足が無く、休憩を挟みながら体力に余裕のあるホームズに牽かれて葛西にたどり着いた。再び休憩を取り、日本橋から横浜へ日のあるうちに事故も起こさず、無事に帰宅。

 そして、9月30日、スティール・臼井と一緒にトライアスロンに出場する予定だった私のもとに、「参加不承認のおしらせ」が届き、私のトライアスロンデビューは延期となり、10月、バイクナビ・マリンエンデューロに三人揃ってそれぞれソロで3時間走ることになった。

2012.8.18

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