横浜国際トライアスロン ハゲしい男トライアスロンデビュー

 「横浜国際トライアスロンにエントリーしよう」スティール・臼井に誘われ、二人で申し込んだ。
 ITUのルール変更で前あきウェアの使用が禁止となり、後ろジッパー仕様のトライスーツを探すがなかなか市場に出回っておらず、オーダーで制作する事に。
デザイン、サイズなどみんなで意見をまとめるのに時間がかかり、レースに間に合わない場合は、レーパンとTシャツでトライアスロンデビューすることになる。
 しかし、発注先のウエイブワンは、レースに間に合うよう、トライスーツを発送してくれた。感謝。

 エ〜〜!困った事に、トライアスリートとしての実績があるスティール・臼井が抽選に漏れ、私一人で参加する事に。

 そして私は46才最後の日、横浜国際トライアスロンにて、トライアスロンデビューした。
水温が低く、スイムの制限時間が短い。もしや、私のトライアスロンデビュー戦は、スイムでタイムアップ失格となってしまうのではないか。と、不安であった。

 はじめてのオープンウォーター競技。水温はかなり低い。750m泳いだ時点で
「20分。まだ間に合う!」と、オフィシャルの声が聞こえた。息絶え絶え、1.5m泳ぎきる。馴れないトランジションで自転車に乗り換え、よし、得意分野だとエアロポジションで快調に走り 出したが、スイムでエッドアップを繰り返し、腰が激しく痛みだす。更に、強烈な尿意。リタイアが頭をよぎるがなんとか走りきる。トランジションにおいてお いたはずの靴下が無く、ランニングシューズも素足で履く。場内放送で「面白い選手がいます。ウェアーに無所属と」実況アナウンサーが言っていたのでコマネ チポーズで答える。その後ランニング中、「無所属、ファイト〜」と、あちらこちらで声をかけてもらう。コマネチポーズでフィニッシュ。


 仲間に見守られ、私は46才最後の日を充実した一日を送ることが出来た。
全無所属メンバーとその家族。スイムスタッフ、会場で応援していただいた皆さんに感謝。

「コマネチ!」

2013.7.16

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