美津子おばちゃん

 私には何人かの叔母がいるが、「おばちゃん」といえば、美津子おばちゃんだけだ。母の入院中、病院では母の世話をしてもらい、私の家に来れば食事を用意してくれた。今でも月に数度、歯医者に通うついでに、私の姉と我が家に寄って手の込んだ料理を作ってくれている。
 69歳にしてパソコンをはじめ、タッチタイピングで大阪に嫁いだ娘や、私の姉などと、E-メールのやりとりをしている。更には、70歳になる前にオートバイに乗ってみたいと、「地獄のバイブレーター」YAMAHA XS-1のタンデムシートに乗り、数キロメートルではあるが、オートバイを堪能した。
 現在、横浜市内で気ままな一人暮らしをし、各地で催されている氷川きよしのコンサートへ足を運んでいる。

 もはや、私の母である。