藤田コーチ

無所属と101 Proof

 私は、「無所属」というトライアスロン、自転車競技チームの選手であり、発起人。
そして、「101 Proof」というロック・バンドのギター&ボーカルをやっている。

 且つて、カメラマンであり、イラストレーターであり、人形作家であった。

 どうも複数の興味がある物にのめり込んでしまう習性があるようだ。思い起こせば小学生の頃は、自動車エンジニアになりたいと思いながらも、広島東洋カープの選手になりたいと思っていた。中学生の頃は、写真に夢中になりながら競輪選手になりたいとも思っていた。
 器用貧乏という言葉があるが、まさに私はそのものだ。
 そして今の私が形成されていった。「○○一筋」や「○○バカ」といった呼び方に憧れてしまうが、そうなれなかった私の活動は、決して無駄になったとは思わない。いろんなことをやって来たおかげで人形を作ったり、音楽を作ったりする引き出しが出来たのだ。
 あるデザイナーに言われた言葉だが、「作品を作るにあたって、何を題材にするかで、その価値の80%が決まる」これは引き出しが広いほど選択肢が広がる。
 

 トライアスロンをはじめるにあたって、どうやってトレーニングを割り振るのか。相棒のスティール・臼井に聞いてみたところ、今まで自転車競技にむけて行って来たトレーニング時間を、水泳、自転車、ランニングに割り振れば良いだけだとのことだった。
 それぞれが1/3になってしまうと思っていたが、「クロス・トレーニング」といって、それぞれのトレーニングが相乗効果を生み出し効率的なトレーニングなのだということがわかった。

 家庭、仕事、趣味。これらのクロス・トレーニングが出来れば充実した人生を送れることだろう。
私の場合は、スポーツ、音楽、美術のクロス・トレーニングか。それらが可能なのは、すばらしい仲間に恵まれたことを身体を壊した今、痛感している。

2014.3.27

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