ジョージの手下が、鬼の首を捕った。もはや、メディア規制も崩れ、国際世論のみならず、野党も堂々と批判するようになった。大儀であった「大量破壊兵器」も無く、イラク復興にからむ内部の利権構造も明らかにされてきた。 次の大統領選に向け、「鬼の首」を捕ることは、彼ができる最高のパフォーマンスであったのだろう。果たして、彼の支持率がどのくらい上がり、どのくらい持続するか。メディアをどのくらい巻き込めるのか。彼自身よりも、アメリカ世論の資質が問われる。 ジョージは、テレビカメラの前で、鬼の首を捕ったような演説をすることであろう。中継を見たアメリカ国民のどれだけの人が盛り上がるか、見物だ。 |