コマネチ・プリンス


 プリンス・石井:本名 石井徹

 プロの自転車競技選手を目指す高校生。
 ずば抜けた瞬発力で他を圧倒。2008年日産スタジアムサイクルパークフェスティバルでは、プロ選手を追い回し堂々のファステストラップ賞。
 ここからプリンス・石井の「片手コマネチ伝説」が始まる。なぜ、片手なのか、それは表彰台で片手に賞状を持っているからである。
 1991年生まれの彼が、なぜ、コマネチをやるのか、謎である・・・・?

名言「負ける気がしないんですよ!」

 チーム員サンバースト・小嶋の娘、ドリー・小嶋が「団長のおうちにお人形を作りに行く」と、レースの祝勝会で言い、翌日、私と悶絶トレーニングを終えたプリンス・石井を午後のお人形教室に誘い、我が家でお人形教室と、プリンスが指導するローラー台教室を行うことになる。サンバースト・小嶋がローラー台に乗れるようになると、プリンスもお人形教室を見学。
「団長、俺の人形も作ってくださいよ」
「よし、レースで勝ったら作ってやる」
 なんと、次のレースでぶっちぎりの優勝してしまうのである。

 約束通り、プリンスの人形を作り出す。
 その次のレースでも、ぶっちぎりの優勝をする。

 そしてこの人形が完成した。ナラシュー監督はいう。
「この人形のようにTTバイクに乗れる日が来ると良いなあ」
 私も同感である。

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