「マーちゃんと嫁さん」

 私の母の妹に当たる叔母(続なじみの顔の叔母)の長男マーちゃんが結婚した。マーちゃんは、種子島宇宙センターから打ち上げられるH2-Aロケットに携わる仕事をしている。お嫁さんとなったりえさんは、ヤクルトの営業所に勤めていたとのことで、H2-Aロケットの先端をヤクルトの形にした。

 続なじみの顔でつくった叔母の胸像には、叔母が針金でつくった老眼鏡をかけていたので、一時預かり、このようにリメイクし、三体揃って納品した。

 続なじみの顔でも言っているが、叔母は69歳にしてパソコンを憶え、今でもキーボードに目をやらず、しっかりしたタイピングで長いメールのやりとりを数人と交わしている。

 私は、この作品が完成したとき、「母さん、宇宙ステーションに乳酸菌を届けてきます」とタイトルを付け、この画像を添付し、叔母にメールを送った。

2006年1月27日

私的作品