涙でかすんだ目を、再びバックミラーに向けると、左手でマシンガンを抱え、右手で腹部
を押さえて、望がうずくまって苦しんでいる。 「この先に病院があるから、そこまで・・・・」 息絶え絶え、望が言った。 望に案内されるまま車を走らせ繁華街までやってきたが、人通りが多く、商店街の手前で
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